Heiroのシネマ・ミュージックフロンティア

Heiroによる、辺境の映画・音楽を紹介・レビューするブログです。(映画レビューの際はのっけからしこたまネタバレします。映画は★、音楽は☆で評価) ツイッターアカウントはこちら→https://twitter.com/chloe_heiro0226

"ワンダヴィジョン(WandaVision)"(2021) 完走(感想)。

ピンチはチャンス。ビンジはファン(fun)っす。

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公式トレイラー


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ひとつの旅が終わった。"ワンダヴィジョン"全9話、ビンジ(一気見)しました。あー疲れた。でも面白かった。ドラマちゃんと見ます宣言してから鉄が冷めないうちにトンテンカンカンやってやりましたよ。これまでと同じ轍を踏まないようにね。ふはは。

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さて、観たは良いけど、映画(と音楽)だけでなくドラマシリーズのレビューもするとなるとHeiroが死ぬので、何となく感想だけ残しておくことにします。大した違いはない気もしますがね。良いの、気持ちの問題だから。

 

"ワンダヴィジョン"って、ちゃんとMCU作品を追いかけてる人なら、観る前からワンダが謎のシットコムの妄想世界の中に逃避してる話だと見当つくじゃないですか。だから途中まではストーリー上の驚きはあんまりなかったですけど、割とちゃんとシットコムやってて感心しました。全然昔のシットコム観たことないくせに偉そうなこと言ってますが。幼い頃は一応"フルハウス"観てましたよ。一応ね。本作の主役のエリザベス・オルセンは、"フルハウス"に出てたアシュレー&メアリー=ケイト・オルセンの妹ってのも面白い偶然ですよね。

 

あんまり前情報入れないで観たので、何かすげー怪しいけど大したことしない隣人役に何でキャスリン・ハーンがキャスティングされてるのかと思ったら、ちゃんとヴィランやってましたね。そのまま隣人やってた方がキャラに合ってるなと思いながら観てました(笑)。大きい口で笑うのがホント好きですあの人。バチーンとウィンクするのも最高でした。ああそうだ、そういえばワンダの兄、ピエトロ(結局偽物だったのでフェイク・ピエトロでフィエトロと呼ばれていた)を演じていたのは"X-MEN"シリーズの方で同役を演じていたエヴァン・ピーターズでしたね。(MCUにおける)本物のピエトロを演じていたアーロン・テイラー=ジョンソンのファンはガッカリしたかもしれませんが、これは未だ実現していない"X-MEN"シリーズのMCU入りの伏線なんでしょうかね。ってもしかして、フィエトロが出てくるシーンで「kick-ass」ってセリフがありましたが、それでアーロン成分入れたぞってことか(念のため、アーロンの代表作が"キック・アス"という映画なのです)!! フィエトロは、本当は別の人物をそういう風に見せてただけと判明しますが、それDCの"ワンダーウーマン 1984"でもやってたな! いや、だからどうってこともないけど。

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他のキャストでは、カット・デニングス演じるダーシーが再登場してるのが良かった。"マイティ・ソー/ダーク・ワールド"以来かな? いわゆる理系っぽい感じで、辛辣ながらも抜けてるのが可愛かったですね。

 

正直言うと、ワンダはMCUの中であんまりお気に入りのキャラじゃありません。というのも、能力が強すぎで"X-MEN"シリーズのジーン・グレイみたいなポジションにいるように感じるので。ジーンがフィーチャーされてる作品はそんなに好きじゃないんだよなぁ。"X-MEN: ファイナル・ディシジョン""X-MEN: ダーク・フェニックス"は実際そんなに評判良くないですよね。"ダーク・フェニックス"ジーンを演じたソフィー・ターナーのSっ気たっぷりの眼差しは悪くなかったんですけど。ワンダとジーンはあんまり体を動かさずに戦えるのが中二病的には良いんでしょうが、映像的には地味なんですよね。そりゃCGたっぷりという意味では派手ですが、やっぱりキャプテン・アメリカが盾を使いながら肉体を駆使してあらゆる格闘パターンを見せてくれたり、アントマンが色んな物のサイズを変えながら予測できないバトルをしてくれるのに比べると、あまり面白みがありません。ちなみにHeiroがMCUで一番好きなのは"アントマン"シリーズです。そういう意味では、ワンダとキャスリン・ハーンのドッカンドッカンの戦いより、ヴィジョンと敵の白ヴィジョンが議論で終戦を迎える所が意外ながらも彼ららしくて良かったです。見た目が地味でも構わないんですよ。その目に見えない内容が派手であれば。まあ、ワンダが最終的に勝利するロジックにはちゃんと伏線があって悪くはなかったですけどね。結局キャスリン・ハーンのポカミスではありますが(笑)。

 

モニカ・ランボーは今後ニック・フューリーと合流しそうですね。何か能力が発現してましたが、Heiroはマーベルのライトファンに過ぎないのでよく分かりませんでした。今後明かされるのかな? 最後の最後にはワンダの作った息子たち(トミーとビリー)の声がリフレインしてましたが、あれはどういうことなの? 「トミーとビリーは帰ってくる」ってこと? まあそれは今後にとっておくとして。

 

とりあえずさあ、ワンダは巻き込んだ町の住人たちにちゃんと謝りなさいって! トニー・スタークだってウルトロンの件ではもっと反省してたぞ!