Heiroのシネマ・ミュージックフロンティア

Heiroによる、辺境の映画・音楽を紹介・レビューするブログです。(映画レビューの際はのっけからしこたまネタバレします。映画は★、音楽は☆で評価) ツイッターアカウントはこちら→https://twitter.com/chloe_heiro0226

"Luz"(2018)

世界一有名な卒業制作。

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公式トレイラー


www.youtube.com

 

こいつはかなりの怪作らしいぜ。ドイツ映画だし、日本で知ってる人もほとんどいないだろうけど、褒める人はむちゃくちゃ褒めてる。でもこれが上陸する可能性はほぼゼロだろうなぁ……。

 

 

あらすじのようなもの

深夜に傷だらけで警察署に転がり込んだ一人の女、若きタクシードライバーのLuz(ルース)。彼女は事故に遭ったようで、精神科医催眠療法を用い何があったのかを明らかにしようとするが、その医師は悪魔に取り憑かれており……。

 

スタッフ・キャスト

監督はこれが長編デビュー作となるTilman Singer。

Luz役は、これが唯一の長編映画出演となるLuana Velisが務めた。他。

 

 

あらすじの時点でもう意味が分かりません。そのストーリー、悪魔要る(笑)? 本作はTilman Singerの卒業制作らしい……、意味分からん(笑)。卒業制作が世界中で絶賛されているなんて、相当な才能なんでしょうね。精神科医を演じているJan Bluthaudtの外見が、"アングスト/不安"で観客を文字通りの意味で不気味の谷底に突き落としたアーウィンレダーを思わせます。後、似てはいないけど、何となく"サスペリア"などに出てるウド・キアも(あっちも精神科医役だったね!)。

 

Luzが事故をパントマイム的に再現しているシーンがありますが、もうそれだけでフレッシュ。でもどこかレトロな雰囲気も。「A sensual, hellish vision(官能的で、地獄のようなビジョン)」、「A hypnotic offering(催眠術の提供)」、「A striking, impressive debut(際立った、印象的なデビュー)」などの賛辞が並んでいます。

 

 

Rotten Tomatoes  87%,60%

IMDb  5.5

本作が上陸したら心底感動する。日本よ、底力を見せろ!!